某キュレーションサイトはどうやってPVを稼いだのか?

2018/06/07

キュレーションサイト

無断引用、不正確な情報を掲載したことから大手のキュレーションサイトが閉鎖される事態となった。それらのサイトは月間5,000万PVになっていたという。

この大手キュレーションサイトが、どうやってPV(アクセス数)を稼いでいたのかを調べてみた。

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キュレーション

キュレーション(curation)とは、キュレーター(curator)という用語から派生したと思われる。キュレーターとは美術館・博物館で展覧会を開催したり、展示品を魅力的に見せる仕事をする人で日本では学芸員と呼ばれている。

そこから転じて、キュレーションサイトとは、インターネット上の多種多様なサイトから情報を抜き出して整理・再構成するサイトを意味する。いわゆる「まとめサイト」のことだ。

 

PV(アクセス)アップの方法

大手のキュレーションサイトのPV数(アクセス数)は、オリジナルサイトよりも多い。なぜ、ネット上の情報を「まとめた」だけなのにアクセスが多いのか?その理由を考えてみた。

 

文字数が多い

一般的には1記事当たり1,000文字以上で書くことがPVアップのコツと言われている。当ブログでは、1,000文字よりも、2,000文字~3,000文字の方がPV数が多くなると指摘してきた。

それは、3,000文字の記事を1,000文字の記事3つに分割したら、PV数が減少したという経験から書いたものだ。

今回の事件から、やはり、「1,000文字よりも、2,000文字~3,000文字の方がPV数が多くなる」ということは正しかったようだ。

はっきりはしていないが、1記事、5,000文字~1万文字で書くこと、PV数を稼げる可能性がある。

 

投稿頻度、投稿数が多い

大手のキュレーションサイトは、1日に100記事をアップしていた。数百人の外部ライターがいたようで、彼らは月間10本以上の記事を書いていたとされる。

つまり、毎日100記事、月間で3,000記事も投稿していたことになる。しかも、1記事の文字数は2,000文字以上なので、月間6億文字以上の大量投稿だった。

個人サイトでこれに対抗できるものはいないだろう。これが、大手キュレーションサイトがネット情報を「まとめた」だけなのに、オリジナルサイトよりもPV数を多く稼いだ理由だ。

 

画像が多い

画像を多く掲載するのは滞在時間を長くするためだ。検索エンジンはコンテンツの良し悪しを「滞在時間」で判断する。滞在時間が長いほと優良と判断する。

当ブログの分析では、画像1枚掲載すると滞在時間は0.2秒~0.3秒長くなる。しかし、画像を掲載するメリットはそれだけではない。

文字だけで2,000文字なら文字が塊のように見えて読みにくいが、画像があることで、最後まで記事を読んでもらえる割合が高くなる。大手キュレーションサイトでは「1記事当たり5枚の画像」を入れるようにしていた。つまり、400文字~500文字に1枚の画像を掲載していたと思われる。

1記事に5枚の画像を入れると、画像5枚を見る合計時間1秒~1.5秒分滞在時間が伸びる。さらに、最後まで記事を読んでもらえる割合が高くなるのでその分、滞在時間がより長くなる。

例えば、画像なしの記事の平均滞在時間が1分の場合、画像を5枚入れると平均滞在時間は1分10秒~20秒まで長くなる。

わずか10秒~20秒と思うかもしれないが、収益的には1割~2割増加するので月間で考えるとかなりの違いがある。

 

タイトルが28文字~32文字

大手キュレションサイトは検索エンジンからの流入をメインの動線として設計している。検索エンジンで表示されるタイトルの文字数が32文字程度なので、それに合わせて、28文字~32文字以内で読者の興味を惹くタイトルにしている。

 

外部ライター

外部ライターの報酬は記事の文字数に比例する。文字単価は0.5円~0.6円と言われる。例えば、1記事2,000文字なら1,000円の報酬で、3,000文字なら1,500円と言った具合だ。

月間、2,000文字の記事を30本書いて3万円の報酬ということになる。また、月間の投稿数が多いほど1記事の報酬が多くなる体系になっていたようだ。例えば、月間15記事を投稿すると文字単価が0.6円になると言った仕組みだ。

2,000文字の記事を30本書くと本体、文字単価は0.5円で合計3万円の報酬だが、文字単価が0.6円になると3万6000円の報酬になる。

大手キュレーションサイトに300人の外部ライターがいて月間5,000万PVだったとすると、ライター1人当たりのPV数は約16.6万PVになる。

個人サイトでは最初の3ヵ月~半年はほとんど収益がないので外部ライターの方が儲かるだろう。しかし、個人サイトで、毎日2,000文字の記事を投稿すると1年後には、外部ライター程度の収益は十分に得られる。

また、自分のペースで記事を投稿できるので、1年続けるつもりなら個人サイトの方が有利だろう。

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大手キュレーションサイトのアクセスアップ方法のまとめ

  • 文字数が多い

1記事2,000文字~3,000文字。これは個人ブロガーもできる。

 

  • 投稿頻度、投稿数が多い

一日100記事投稿。個人では無理だが、なるべく更新頻度が高い方がいい。しかし、内容が低品質では逆効果になることもある。

 

  • 画像が多い

1記事5枚以上の画像。自分ですべての画像を用意するのは不可能だが、著作権フリーの写真(ぱくたそ)、イラストサイトがあるのでそれを利用する。

 

  • タイトルが28文字~32文字

これは個人でも実行できる。

 

  • 投稿時間

当ブログの分析では、PVのピーク時間帯はいくつかあって、「午前11時」、「午後5時」、「午後11時」の3つの時間帯のPVが多い。それに合わせて記事を予約投稿するといい。一番、PVが多いのは、午後5時なので「大ネタ」は午後5時に投稿するといい。

 

  • 文字数について

実際、不自然に文字数が多いサイトが検索上位になっている。これは、検索エンジンが日本語の不自然さを判断していないからだ。しかし、今後はAI(人工知能)が発達すれば、日本語として不自然に文字数が多いサイトは検索の下位に沈む可能性がある。

そうなってから、1,000記事で合計100万文字のサイトを作り直すことは不可能だから、あまりに不自然な日本語の記事は書かない方がいいだろう。

また、文字数が多いと優良なコンテンツと判断されるのは、英語圏の基準で書いているからだと思われる。アルファベットは漢字と比較して文字数が多くなる。それは漢字が1文字で意味を表せる(表意文字)ためで、一般的に日本語の方が文字数が少なく、英語の方が文字数が多くなるからだ。

つまり、英語だと2,000文字で内容の充実した記事になるが、1,000文字では足りない。しかし、英語の2,000文字の内容を日本語にすると1,000文字になってしまう。

このあたりも、今後、日本語については英語とは別の基準で判断されると思われるので、あまりに不自然な長い文章は書かない方がいい。

結局、日本語としては普通に書けば、文字数は少なくなるが、検索上位にするため、文字数を意識して書く必要がある。しかし、不自然に長い記事はいけないということだ。

-ブログ裏技

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